鋼(はがね)ヌンチャク 戦闘のために生まれたヌンチャク

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こちらを御覧いただきありがとうございます こちらは沖縄唐手(空手)の古武術の家系で大切に保管され、代々受け継がれてきた特注の鋼(はがね)のヌンチャクです 鋼の古びた色合いも良く、手にした時の重量感や、茶系で統一された色彩による威圧感は半端なく、見惚れてしまうほど美しい逸品ヌンチャクです これぞ"硬派一色"って雰囲気が漂っています 鉄製なら錆が出ますが、鋼なのでこのような色合いです 自衛のためのものであり、骨董品でもあり、魔除けでもあり、ゆえに、縁起をも担ぐものだと思います ■ 6角形です ■ 一本の全長:約30.5cm ■ 鎖の長さ:約34cm ■ 直径:約1.7cm 6角形の対角線での計測:約1.9cm ■ 重さ:約1.3〜1.4kg ■ 材質:鋼 ※ ヌンチャクの底の穴は5ミリ程度です 師範曰く… 敵の日本刀対策として、ヒモから鎖、木製から鉄製を経て、日本刀をもへし折る"鋼"へと改良されたそうです 日本刀は折れ、鎧や鉄の兜をもぶっ壊すほどの強度で、これひとつあれば、薩摩藩など恐るに足りず、日本刀などまったく怖くなかったと申しておりました ただ、このヌンチャクは、鍛えられた強靭な身体でなければ扱えないほどの重さで、戦闘においては技術と鍛錬と戦術を要すると共に、所有する人を選ぶヌンチャクだと申しておりました イメージするなら、北斗の拳のケンシロウが、まさに扱っていたヌンチャクだと思っていただければ良いかと…f^_^; 【鋼の特徴と鉄の違い】 含有している炭素量の違いからくる物性の違いにあります 鋼は鉄よりも強度と靭性(粘り強さ)、加工性に優れた金属です 時は16世紀、薩摩藩が琉球に侵攻し禁武政策を敷き、これにより民衆の手元に武器は一切なくなったそうですが、武器が無くても自分の身を守らなければならない状態が長く続き、ただの農耕具だったものがヌンチャクのような武器に変わっていったと考えられます しかし、庶民がこれらの武器術を稽古していたわけではなく、あくまでも首里・那覇の士族が中心であったそうです このヌンチャクに価値を感じる方、価値を理解できる方、古武術を愛する人にぜひ継承していただきたく存じます

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