もう一月も終わろうかという時期ですが…あけましておめでとうございます。本年初出品です。今年もよろしくお願いいたしますね。
寒さが厳しくなってまいりましたので、発泡スチロール箱に入れて発送いたします。カイロも入れますが正直ほぼ気休めかなと思っています。段ボールとそう変わらないかな…関西から到着まで二日以上かかる地域や、クロネコヤマトで遅延が発生している地域の方はご入札をお控えいただく思います。または、ある程度のダメージ覚悟でご入札くださいませ。夕方に発送しますので、翌日中にお受け取りいただきたく思います。ご協力をよろしくお願いいたします。

Asplenium novae-caledoniae何度かAsplenium sp.でリリースしていますが、おそらくこれで大丈夫だと思います。胞子増殖株からの
ニューカレドニア中部の、おおよそ標高600mぐらいのエリアにて発見。およそ山の中腹付近。赤土の裸出するやや疎林っぽい環境で、シダ植物があまり生えていなさそうな明るく少し乾いた森です。雨が降っていないと歩くと土ぼこりが舞う感じ。とは言え常時カラカラと言うほどではなく、雨は多いけれど開けていて乾きやすい、と言う感じでしょうか。完全にカラカラになる場所ではなく、岩の隙間や窪み、大岩の下の方等の水気が溜まりやすい場所や、ちょっと影になっている斜面などに居ます。水気自体は必要なようです。その山の頂上付近は常に霧に覆われる雲霧林ですし、800mを超えて1000mまでの間にはネペンや小型の蘭、黄金のコケや地生シダの楽園となる素晴らしい山ですよ。
そこで得られた親株から蒔いた胞子培養株になりますが、この兄弟の姿がまた不思議なぐらい大きくばらつきます。糸のように細い葉っぱの個体があるかと思えば普通に幅広い葉っぱの個体もあり、一見すると別種に見えるような個体差を持っています。
現地でも同様に、同種のようでありながら、別種であってもおかしくない程姿が違うシダが近隣に生えていましたが、やはり同種でした。細葉の個体の胞子しか蒔いていないのに、幅広の個体も中に均等に混じっているのですから。
出品は親株の姿と近い細葉のタイプです。環境によってこうなのか、何かをすれば幅広になるのかは分かりませんが、多分細葉のままではないかと。親株の置き場所は何度も買えていますが、ずっと細葉のままなので。
栽培は現在水槽密閉(すき間少しあり)ですが、最終的にはオブオブぐらいのスペースはとると思ってください。オブオブのように高温の蒸れ蒸れムシムシは葉が腐ると思います。水槽も密閉よりは少し隙間が空いたような、表面が結露しないぐらいの湿度がちょうどいいです。現地ではむしろ乾燥気味の岩肌に生えていました。乾燥気味の岩肌に生えていたからと言って乾燥させるとだいたい枯れるので、根元は常に乾かさないように。腰水でも平気ですので、高温多湿にし過ぎないことを含めて、大体オブオブと同じ栽培で行けるはずです。
まだ胞子培養が成功して間がないので、どのような管理が最適なのか、この後どうなっていくのかも分かりません。どれくらいの速度で育つかどうかも。そうしたアドバイスはできませんが、まだまだ分からないことの多い栽培を楽しんでいただける方にお届けしたいです。
やっと胞子培養株をお届けできますね。お好きな方いかがですか？

…注意など…
☆お取り置きについて☆ とてもデリケートな植物や、採取したての植物等が多いので、かならずこちらからのご連絡後、遅くとも一週間以内に発送できるようにご協力お願いいいたします。 着日指定はできる限り短期でお願いいたします。 ☆出品物について☆ やはり生物ですので、出品中、落札後取引中にも 採取記、栽培方法など載せております。 コケシノブログ
http://kokeshino.exblog.jp/ …本当はコケシノブがメインなのよ。