【深和】沼波弄山 万古青釉水指 遠野藩主南部男爵家旧蔵品 売立目録所載品

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【深和】沼波弄山 万古青釉水指 遠野藩主南部男爵家旧蔵品 売立目録所載品 商品説明 沼波弄山の万古青釉水指です。

胴に円く張りを持たせた立体的な器体に、清々しい青釉を施しています。轆轤目の跡が生み出す陰影が器体に表情を生み出しており、柔らかな青色に奥深い色彩の変化を与えているようです。

重厚な佇まいに、艶のある上品な釉がよく調和した万古焼の名品です。


◆沼波弄山(1718-1777)
江戸時代中期の陶工。万古焼の始祖。伊勢桑名の豪商で、茶事・作陶をこのみ、文のころ朝明郡小向村窯をつくる。晩年は江戸向島に窯をきずき、将軍もおとずれたという。名は重長。通称は五左衛門。別号に寸方斎。

◆遠野藩主南部家
南北朝時代奥州に下った南部師行を祖とする。八戸氏を称し下北地方などを領有したが、盛岡南部氏の台頭により寛永4(1627)年に遠野鍋倉城(現在の岩手県遠野市)に移った。代々陸奥国遠野(岩手県遠野市)を領し、明治維新後男爵に列せられた。


〔箱蓋裏貼紙〕
古萬古 (古萬古芋頭水指)
萬古焼は沼波弄山の創始にかかり、その
竹呂は後の再興萬古に對して古萬古
と称されている。彼の功績を伝へる最
も古い記録としては、現在桑名市
沼波善花氏所蔵の沼波弄山画像に
書かれた讃に依る
伊勢桑名の人 萬古之祖 姓沼波
称吾左尓門號弄山 千恕斎門人
好書道 號寸方斎 安永六酉九月歿


【参考】『遠野藩主男爵南部家御蔵器入札』(大正8年、東京美術倶楽部)


付属:識箱が付属します。
寸法:胴径20cm、高さ19cm、口径10cm(最大幅。若干の誤差はご了承下さい)
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