裏千家14世淡々斎宗室御書付 大田垣蓮月自筆 茶碗羽箒画賛 掛軸 (絹本)

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蓮月の書風は細い線で描かれているにも関わらず、力強さを感じられるところです。画の黒茶碗(樂)の独創的な造形は千利休の侘の境地であり、羽箒は清浄無垢の象徴として賛を詠んでいます。 お茶席の待合掛けにとても使いやすい内容となっております。 箱蓋裏には『蓮月尼 茶碗画賛 今日主(花押)』と裏千家淡々斎宗匠の箱書がございます。 落款(七十五才)より、幕末期(慶應頃)の作品と思われますが状態はすこぶる良好です。本紙(絹本)、表装ともに最高の状態です。 箱書は裏千家14世淡々斎宗室ですので、大切なお茶会でも安心してお使いになれます。 〔読み〕 『人の世も 上中下(かみなかしも)と かは(者)のせに(尓) こころゝの みそき(幾) す(須)らしも  蓮月 七十五才』 〔大意〕 川の流れに上流・中流・下流とあるが、人の世とてもそれと同じ。しかしいずれであっても清め祓いをする日には、川の瀬でそれぞれの心のままに禊をしている 〔寸評〕 すべての人々がそれぞれに応じて禊を済まし清浄無垢の境地をいう 縦108㎝ 幅29㎝ *本紙:縦23㎝ 幅26㎝ 絹本 箱:裏千家14世淡々斎宗室 軸先:人工物ではなく天然の物 【参考文献】 落款花押大辞典 淡交社 茶人の花押 河原書店 ▢大田垣蓮月(おおたがきれんげつ) 寛政3年(1791)~明治8年(1875) 尼僧。歌人。 製陶に長じ、自詠の歌をつけて世に賞美され、その作を蓮月焼と称された。富岡鉄斎を育成す。上代風の書を能くし、茶の湯も楽しんだ。養父大田垣氏は鳥取藩士・知恩院寺侍とも伝える。 ▢裏千家14世淡々斎宗室 明治26年(1893)~昭和39年(1964) 茶道裏千家14世家元。裏千家13世圓能斎の長男。幼名は政之輔、号に碩叟(せきそう)。30才で家元を継承。流儀統一のため淡交会を結成。紺綬褒章、紫綬褒章、勲三等旭日中授賞を受章。71歳。 #自分だけの茶道具を持ってみませんか #茶道具 #太田垣蓮月 #大田垣蓮月 #蓮月 #幕末 #掛軸 #絹本 #画賛 #茶掛 #お茶会 #書 #御軸 #床の間 #本席 #楽茶碗 #樂 #羽箒 #茶道 #裏千家 #淡交会 #古美術 #淡々斎 #千宗室 #無限斎 #碩叟 #浄土宗 #知恩院 #京都 #富岡鉄斎 #和 #年中 #瀟酒 #古美術 #お茶席

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