フォステクスの1970年代のスピーカー「G103」のキャビネットに、現行ドライバー「FE103NV2」を搭載したリビルドスピーカーです。以下の整備を施しています。 ・ ドライバーの換装 ・ 配線の引換え ・ スピーカーターミナルの交換 ・ 吸音材の一部変更 ・ キャビネットのコーキング ・ 外装の再塗装＆再仕上げホワイトコーンが美しい10cmフルレンジドライバー「FE103NV2」を搭載しています。（写真6枚目） 発売されたばかりのシリーズ最新機種。もちろん新品です。内部配線もフォステクス製に引き換えています。 OFC撚り線「SFC103」です。（同上）スピーカーターミナルをバナナプラグ対応品に換装しています。（同上）吸音材として内部に敷き詰められたグラスウールの一部を、ラバースポンジに変更しています。キャビネット内部からコーキングを施し、密閉度を上げています。ウォルナット突板のキャビネットは、ワトコオイルナチュラルによるオイル仕上げとしています。 油研ぎを施し、表面には適度な光沢と「濡れ感」があります。 また、前面バッフルの黒色塗装は再塗装しています。-------外観には小さな傷や打痕が見受けられます（写真7、8枚目）が、状態は良く、往年の姿をよく保っています。 サランネットも一部に木材の色写りが見られる程度で、破れもなく綺麗です。（写真9枚目）-------半世紀前のハコに最新機種を搭載してみました。 キャビネット、ドライバー、ケーブルを「103」で統一した企画スピーカーです。10cmコーン、かつシリーズの傾向で中高音寄りの音であり、バスレフが利いても低音域はそれなりです。 反面、中高音の情報量と空気感は特筆すべきものです。定格入力が5Wですので、小音量で楽しむスピーカーといえます。-------FE103NV2 ・ フルレンジ10cmコーン ・ インピーダンス：8Ω ・ 定格入力：5W ・ 最大入力：15W ・ 最低共振周波数（fs）：91.8Hz ・ 再生周波数帯域：fs～22kHzG103 ・ フロントバスレフ型 ・ 寸法：W200 x H320 x D174mm ・ 重量：3.6kg